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「公務員でも激務になりやすい人」の特徴とは?激務な公務員だった僕の考察

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県職員時代の僕はいわゆる激務でした。
月の時間外勤務が100時間を超えることは珍しくなく、職場に泊まった回数も数え切れません。

AKASHI
AKASHI
最初に配属された部署が財政課でしたからね・・・
新採だった私が激務の財政課(県庁)で結果を出せた理由財政課、僕が県庁に採用されて最初に配属された部署です。忙しい部署として有名ですね。 何度も心が折れそうになりましたが、次の異動までの辛抱だと踏ん張って、なんとか3年間勤め上げました。なぜ僕は乗り切れたのか財政課時代を振り返り、理由を考えてみました。...

一方で、同じ県職員さらには同じ部署であっても「激務じゃない人」は沢山いました。
というか組織全体で見た場合、「激務じゃない人」のほうが大多数でしょう。

そんな中で少数派である「激務な公務員」にめでたく当選するということには、何か原因があると思っています。

そこで今回は「『公務員の中でも激務になりやすい人』はどういう人か?」ということについて、実際に激務な公務員だった僕が考えてみたいと思います。

人によって仕事量に極端な差が出る役所という職場

役所における仕事量の違い

「公務員の中でも激務になりやすい人」がどういう人かをお話しする前に、まずは役所という職場特有の「ある特性」について理解しておく必要があります。

役所では一部の職員に仕事が集中しがち

働きアリの法則

自治体や官庁によって異なりますが、僕の経験上、役所では一部の職員に仕事が集中する傾向があります。

「働きアリの法則」「パレートの法則(80:20の法則)」を思い浮かべていただければ理解しやすいのではないでしょうか。

“一生懸命に働いているアリさんは全体の2割程度しかおらず、しかもその2割のアリさんだけで全体の食料の約8割を集めている”

こんな法則です。
実際に役所で働かれている方が「あ~なるほど」と共感してくれている姿を想像しながら今これを書いています。

上司は「きちんと仕事をこなしてくれる少数の部下」にしか大事な仕事を任せられない

ではなぜ一部の職員に仕事が集中するのでしょうか。

それは簡単に言うと、上司が大事な仕事や困難な仕事を一部の職員にしか任せられないからです。

役所には「仕事がデキない職員」が結構います。
加えて、役所で働く職員のほとんどは定期的に部署異動があるため、上司にあたる中間管理職の多くが部下の仕事をきちんと理解していない上に、マネジメント自体も下手くそな傾向にあります

そんな上司が「仕事のデキない職員」に仕事を任せるとどうなるでしょうか。

期限までに仕事が終わらない

確実にそうなる未来が待っています。

最悪の場合、取り返しのつかない事態になってしまうことすらありえます。

上司からすると、当然そんな事態は避けたいので、ルーティンワークではない仕事は「きちんと仕事をこなしてくれる部下」にしか任せません

その結果、「仕事がデキる職員」ばかりに仕事が集中するというわけです。

AKASHI
AKASHI
本記事では触れませんが、仕事を任せられる部下がいないために、上司(特に係長)が一人だけずっと残業しているようなかわいそうなケースもあります。

「公務員でも激務になりやすい人」はこんな人

ここまでを理解してようやく本質に入りたいと思います。

同じ「仕事のデキる部下」であっても、上司にとっては「仕事を振りやすい部下」と「仕事を振りにくい部下」とがいます

当然「仕事を振りやすい部下」のほうにより多く仕事が集中することになります。

「仕事を振りやすい部下」には沢山の仕事が振られるわけですから、その量が通常の勤務時間内で処理できる量を超えてしまえば、当然その職員は仕事を放棄しない限り過重労働を強いられることになります。

このような理由から、私は「上司から見て仕事を振りやすい職員」こそ「激務になりやすい人」だと考えています

では「上司から見て仕事を振りやすい職員」とは具体的にどういう人でしょうか。
具体的に説明していきます。

①どんな仕事も器用にこなせる人

どんな仕事も器用にこなせる人

まず最初は「どんな仕事も器用にこなせる人」です。

困難な仕事や複雑な仕事は少数の「仕事がデキる職員」に任せることになるのですが、「仕事がデキる職員」であっても得手・不得手はあるのでどの仕事でも任せられるというわけではありません。

事務系公務員は一つの課・係でも業務内容が多岐に渡りますからね。

そのため、その困難な仕事や複雑な仕事はその仕事の種類によって捌ける職員がさらに限られてしまいます。

というわけで、どんな仕事も器用にこなせるジェネラリスト的な職員は、上司にとって非常に使い勝手が良く最高の「仕事を振りやすい職員」と言えます

②真面目で責任感の強い人

「真面目で責任感の強い人」は自分のキャパ以上に仕事を抱え込みがちです。

「この仕事は自分にしかできない」「この仕事を私がしないと住民に迷惑をかけてしまう」といった意識が人一倍強いので、自分一人では捌ききれない量の仕事を担当させられても、無理をして自分一人でなんとかしようとしてしまいます

AKASHI
AKASHI
実際は甘えてるだけですし、人によってはその性格を知りながら故意に利用しているケースもあります

このような職員は上司からすれば頼りやすい部下(利用しやすい部下)に映りますので、キャパオーバーをしている状況でも仕事を振ってしまうということが起こりがちです。

③誰からも嫌われたくない人

「誰からも嫌われたくないと思う人」も「真面目で責任感の強い人」と同じく、自分のキャパ以上に仕事を抱え込みがちです。

彼ら彼女らは、「頼まれた仕事を断ると上司に嫌われるのではないか」「この仕事を私がしないと同僚に迷惑をかけて嫌われてしまうのではないか」といった風に考えてしまい、自分一人では捌ききれない量の仕事を担当させられても無理をして自分一人でなんとかしようとしてしまいます

このような職員は上司にSOSを出したり反抗したりすることがあまりないので、キャパオーバーをしている状況でも上司は気づかずに仕事を振ってしまうということが起こりがちです。

また、中には部下のキャパオーバーに気づいていても気づかないふりをして仕事を振るような酷い上司だっています。

(これだけは伝えたい)“度を過ぎた激務”や“慢性的な激務”は絶対に回避すべし

過重労働の公務員

以上が「公務員でも激務になりやすい人」に共通する特徴でした。

私自身、県職員時代どの部署どの係に行っても残業だらけの日々でした。
実際に上記の特徴も3つともすべて当てはまっています。

そんな私が思うのは、正直このような激務な働き方は推奨できないということです。また、そういう働き方をしなくてもいいように(むしろできないように)役所が変わるべきだと思います。

AKASHI
AKASHI
近年「働き方改革」の波もあって変わりつつはありますが、「まだまだ」という印象です。

社会人ですからある程度の負荷はあってもよいと思います。むしろ成長のために必要な経験だとも思っています。

しかしそれが、度を過ぎていたり慢性的なものだったりすれば、もうメリットよりもリスクのほうが遥かに大きいを言わざるを得ません。

過重労働は心にも身体にも多大な負担をかけます。

「自分は大丈夫」「自分はこれくれいでは病気にならない」なんて考える人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

人間、思っている以上に簡単に病気になります。

業務量をきちんとコントロールしてくれる職場であればよいですが、そうじゃない場合は自分の身は自分で守るしかありません。

自分が処理できる適切な業務量を知り、上手に仕事量をコントロールすることが肝要です。

AKASHI
AKASHI
心と身体の健康を第一に考えましょう。

(最後に)激務なときは睡眠を最優先に!

どうしても激務から抜け出せないときもあると思います。

そんなときは仕事から帰ったら睡眠を最優先にすべきです。睡眠は心と身体どちらにとっても非常に重要なものですからね。

睡眠を最優先しても必要な睡眠時間が捻出できない場合は完全にキャパオーバーです。
心や体が壊れる前になんらかの対処が必要です。

職場が労働環境の改善に動いてくれない場合は自分で動くしかありません。
自分の身は自分で守りましょう!

ABOUT ME
AKASHI
頑張る公務員の味方! 関東在住の30代。某県庁で10年ほど勤務した元公務員です。 財政課、市町村課、生活保護ケースワーカー、個人情報保護担当部署を経験。 詳細プロフィールはコチラ