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財政課を1年で異動するのって戦力外通告みたいなもの【個人的見解】

財政課に配属された方の中には1年で異動したいと思っている方が結構いると思います。

しかしながら、一般的に事務系の地方公務員は大体5年程度での異動が普通だと思います。短い場合でも3年ほどは異動できないというのが通常でしょう。

このことは財政課でも同じです。

実は僕も財政課に配属されたときは1年で異動させてほしいと人事課に懇願したことがあったりします。まあ予想どおり結果はダメでしたが…

しかし、1年で財政課から異動する人も稀にいます。

ではどんな人が財政課を1年で異動しているのでしょうか。

県庁の財政課で働いた経験のある僕の個人的見解ですが、財政課を1年で異動するのは戦力外通告を受けたような人が多いと感じています

繰り返しますが、僕の経験からの個人的な見解ですよ。

以下、詳しく書いていきます。

使えない職員は不要というシビアな世界

冒頭でも申し上げましたが、個人的には、財政課を1年で異動する人はほぼ戦力外通告を受けて財政課から放出された職員だと思っています

これは財政課がとても忙しい部署だということを考えれば理解できます。

財政課では、戦力にならない人(=仕事ができない人)が一人いるだけで、予算編成全体に後れを生じるなど、周囲に悪影響が出てしまいます。

そのため、1年経っても戦力にならないと判断された人は早々に追い出してしまうわけです。使えない人を放出して、次の人を採って戦力アップを図る必要があるからですね。こう書くとなんだかプロスポーツの世界みたいですね。

シビアですが、そうしないと仕事がまわらないので仕方がないと言えば仕方がないのでしょうか。

どういう職員が財政課を戦力外になるのか?

財政課時代に1年で財政課から異動する人を何人も見てきた経験上、戦力外とされる職員には主に次の3つの特徴があるように思います。

特徴1.客観的な評価として財政課の仕事ができない人

まずは第一にこれですね。

ポイントは「客観的な評価として」という点です。

財政課の仕事は困難かつ量が多いので、自分では仕事がきちんと捌けている実感はあまり持てません。

そのため、財政課で働く職員は仕事ができていないという自己評価になりがちです。

しかし、自分では低い自己評価になっていても、実際には上司や同僚はきちんと仕事ができているという評価を持つことが結構多いです。

AKASHI
AKASHI
僕も自分では全然仕事ができていないと思っていましたが、上司や先輩からは自己評価よりも評価されていました

ですから、ここで言う特徴における「仕事ができない」という意味はあくまでも「客観的な評価として」仕事ができない人ということなので注意してください。

さてここで、「仕事ができない」という言葉の意味にも触れておきたいと思います。

財政課において仕事ができないとは以下のような事項が考えられます。

  1. そもそも仕事が遅い
  2. ミスが多い
  3. 予算査定の勘どころが悪い
  4. 危なっかしい

①②はどこの部署でも同じですかね。

③については簡単に言えば査定のセンスがないということです。他の部署では仕事ができ
る人でも予算査定に関しては上手くできない、というような職員は結構います。

④については財政課のように、職員にそれなりの裁量権が与えられる職場特有かもしれません。自分で判断できる範囲を超えて勝手に重大な判断をしてしまうような危なっかしい職員は、取り返しのつかないミスをしてしまうリスクがあります。

特徴2.辛抱強くない人

二つ目の特徴は辛抱強くない人です。

仕事が遅くても辛抱強く仕事ができる人は時間がかかっても頑張って最後まで仕事を成し遂げます。そのように時間がかかっても最後までやってくれれば上司や同僚もまだ良いのですが、完遂できないと上司や同僚はその穴埋めをしないといけなくなるので、かなり負担が大きくなります。

先ほども言いましたが、財政課の仕事は困難かつ業務量も多いです。「こんなにたくさんの仕事をこなせるのだろうか…」とか「難しすぎてゴールまでの道筋が見えない」とか思ってしまう場面が沢山あります。

そんなときに簡単に諦めてしまう人、言い換えると、辛抱して最後まで仕事ができない人は財政課には要らないと考えられがちです。

財政課という組織からすると、無理な残業をしてでも休日出勤を続けてでも仕事を完遂してくれる職員が嬉しいわけです。

AKASHI
AKASHI
まるでブラック企業の考え方だな…

特徴3.権利ばかり主張する人

やるべき仕事が終わっていないのに定時になったらさっさと帰ったり、気にせずに年休を取ったりする人

また、権利だからといって周囲の状況などお構いなしの行動をする人

こういう人には上司は仕事を任せづらいです。

財政課では職場の士気が大事です。

権利はたしかに権利ですが、義務を果たさず職場にも貢献せずに権利ばかり主張する人がいては、職場の士気が落ちてしまいます

良くも悪くも、「大変だけどきついのは自分だけじゃない!みんなと一緒に乗り越えよう!」という気持ちが財政課で頑張る職員にとってのエネルギーなのです。

財政課という組織からすると、そういう空気を壊すことにつながる職員には居て欲しくないと考えるのは当然と言えば当然です。

仕事が多少できなくても人間性が良い職員は戦力外にならない

仕事が多少できなくても、例えば傍から見て一生懸命に働く人だったり職場のムードメーカーだったりするなど、人間性に優れた職員は戦力外にはならないように思います。

職場の士気につながる人材は組織に必要ですからね。

それに上司も人間です。一生懸命な人はなんとかしてあげたい、育ててやりたいと思うものです。

AKASHI
AKASHI
能力的にはイマイチな感じだけど一生懸命で文句も言わず前向きに仕事する職員。そんな職員が財政課の戦力になっているところを何度も見てきました。



戦力外通告以外の理由で財政課を1年で異動するのは可能か?

財政課で一人前の仕事ができていて人間的にもきちんとしている人

そんな人が1年で財政課から異動しているところは見たことがないですね。

当然過去を遡ってまったく無いとは言い切れませんが、僕が財政課にいた期間ではありませんでしたし、先輩や上司に話を聞いても誰もそんな例は知らないようでした。

AKASHI
AKASHI
ただし、自身の病気や家族の介護などで異動するような例外はあると思います

あくまでも僕がいた県庁での話になりますので、どこの自治体も同じだとは言い切れませんが、基本的には同じだろうと思っています。

結論としては、

仕事ができてちゃんとした人が1年で財政課から出るのはなかなか難しい

というのが僕の見解です。

AKASHI
AKASHI
財政課を何とか1年で出たいと思っている人にとっては少々残念な記事になってしまったかもしれません…

以上、僕の個人的な見解ですが、財政課を1年で異動する人は戦力外通告が多いというお話でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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AKASHI
AKASHI
関東在住の30代。某県庁で10年ほど勤務した元公務員です。 財政課、市町村課、生活保護ケースワーカー、個人情報保護担当部署を経験。 詳細プロフィールはコチラ