新人ケースワーカー「やばい!!人事異動で生活保護のケースワーカーになっちゃったよ!どうしよう~助けて!!」
そんな方にオススメしたい良書を2冊紹介します。
- 生活保護ケースワーカーになったらまず最初に読んでほしい入門書
- 大先輩(熱血ケースワーカー)の実例から困難なケースにも動じないための心の準備ができる本
紹介するのはこんな感じの2冊です。
ちなみに僕は某県庁で10ほど勤務しました。その中で生活保護のケースワーカーも経験してます。
その関係で関連書籍をいくつか読んだのですが、これから紹介する2冊は僕自身「これは生活保護のケースワーカーになってすぐに読んでおくべき本だったな」と後悔した本です。
そういうわけで、
こんな気持ちでこの記事を書いています。
ケースワーカーに配属された方からオススメの本を聞かれることが結構あるので、必ずや本記事は役に立つはずです。なので読んでいただければ幸いです。
それでは紹介していきますね。
生活保護ケースワーカーになったらまず最初に読むべき入門書
ケースワーカーになったらまず読んでほしい1冊です。
というかこの本は絶対に読むべきです!!
『プロケースワーカー100の心得―福祉事務所・生活保護担当員の現場でしたたかに生き抜く法』
生活保護を受けられている方にも様々な方がいらっしゃいます。ケースワーカーにはそんな様々なケースに合わせた対応が求められます。
また、ケースワーカーも公務員です。首長や福祉事務所(長)の名のもとに仕事をしています。複雑な法令を理解して仕事をする必要がありますし、上司次第でも仕事の仕方が変わることもあります。
したがって定められた制度の中で多様な受給者の方々を相手にしなければなりません。
制度の範囲内でケースに合わせた適切な対応を選択しないといけないのですが、これがホント難しいんですよね。僕自身もケースワーカーをしていて制度に対しても組織に対しても場合によっては生活保護受給者に対しても理不尽に感じることがたくさんありました。僕に限らずケースワーカーをされた方は皆さん経験されていることと思います。
この『プロケースワーカー100の心得』はそのあたりの難しいところを含めた実務のスキルを高めるためのノウハウや知識が詰まった本です。
内容紹介
毎年、異動のたびに“貧乏くじ”扱いの生保担当員。憲法で保障された「健康で文化的な最低限度の生活」を支える最前線で働く人々のあまりにも「貧しい」実態を改善する実践的ノウハウと理論。生活保護法「改正」に伴う増補版です。
出版社からのコメント
異動で望まずに配属されたケースワーカーがどのように仕事に向き合い、福祉援助職としての専門性を磨き、かつ窓口対応などの実務のスキルを高めていくか、著者自身の経験と集積された知恵に裏付けされた、実践指南書であり、生活保護利用者の権利を護るための理論書。ケースワーカーだけでなく、心理職や対人援助にかかわる仕事にかかわる人すべてに非常に有益。
累計3万部を超すロングセラー!
「商品の説明」 – Amazonより引用
まさにベテランケースワーカーから新人ケースワーカーへの指南書のような内容ですね。
福祉の現場における対人援助とは何か?という部分を学べる良書ですので、この本を参考にしつつ実際の業務を通して自分なりのケースワーカーというものを確立していくのが良いでしょう。
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いつでもすぐに読めるし売り切れもないので、僕はKindle版をオススメしています。
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大先輩(熱血ケースワーカー)の実例からケースワーカーの何たるかを学ぶ本
大先輩(熱血ケースワーカー)の実例を知ることはこれから未経験の仕事を始めるにあたって貴重な武器になります。
生活保護ケースワーカーの仕事をするのであればこれから起こりえる困難な事例を知っておくために読んでおいたほうがいいです。
『実録! 熱血ケースワーカー物語』
ケースワーカーとして業務にあたっていると様々なケース(案件)に遭遇します。想像を絶するような出来事にも遭遇することがあると思います。できればそんなときにも動じずに業務にあたりたいものです。
経験を積んでいけばそういうケースでも動じずに仕事ができるようになるのですが、はじめのうちは「えっ、こんなこともあるの!?どうしよう…」という風にあたふたしてしまうことがあると思います。
この『実録! 熱血ケースワーカー物語』では色んなケースが紹介されており、ビックリするようなケースもたくさん登場します。実際に生活保護ケースワーカーをされていた著者のリアルな出来事が語られており、複雑なケースを疑似体験できます。
内容(「BOOK」データベースより)
車の当たり屋として保険会社から金を取りながら、生活保護費の不正受給をもくろむ覚醒剤常習者との対決。鉄道自殺した高齢者の遺体との対面。六時間もかかるゴミ屋敷の清掃。一升瓶で頭を割られ、血だらけのアルコール依存症患者の引き取り…。関西の福祉事務所で生活保護受給担当を十三年間務めた、熱く、強く、優しいケースワーカーの記録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)碇井 伸吾
川西緑台高校卒業、佛教大学卒業。関西の福祉事務所で、高齢者担当、生活保護受給担当ケースワーカーとして十五年間全力投球。特に生活保護受給担当を十三年務め、“熱血ケースワーカー”と呼ばれた。阪神・淡路大震災後には、震災担当として支援活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)「商品の説明」 – Amazonより引用
この本を読んでおくだけで困難ケースに対処するための心の準備ができる良書です。
シミュレーションとして読んでおけば多少困難なケースに遭遇してもそれほど動じないようになること間違いなしです。
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ちょっとですが安いですよ!
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まとめ
以上、新人の生活保護ケースワーカーに読んでほしい良書を2冊紹介しました。
これからケースワーカーをされる方や経験が浅い方にはぜひ2冊とも呼んでいただきたいです。
また、すでにケースワーカーをされている方であっても読んだことがないのであればぜひ読んでほしいです。ある程度経験した方にとっても得られるものがあるはずです。僕自身、ケースワーカーをある程度経験してからこれらの本を読みましたが、それでも「なるほど!」と思うところが結構ありましたよ。
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興味を持たれた方はぜひ読んでみてくださいね。